こんにちは、オタク占い師の八木伊吹雪です。
今回は自身が用いている“オタク占い師”という肩書きについてちょっと深掘りしようかなと思い記事を書きました。
~オタク占い師とはなんぞや~
「オタク」の定義というのは色々あると思うのですが、私の場合はTwitterで一般的に使われる以下のような人たちを指しています。
・陰キャ。クラスの皆でワイワイ騒ぐより教室の隅で本を読んだりしていた
・コミュ障。躊躇いなく話しかけるタイプの人を相手にすると緊張する
・ゲーム、マンガ、アニメのどれか、あるいはその全てを趣味として持つ
・絵を描いたり音楽を作ったり、推しの論文を読んだりまとめたり、クリエイターや研究者の素質がある
・繊細で傷つきやすく、悩みやすい
・フィクションの世界に生きがいを感じる。心や命を救ってもらったことがある
なぜ私がこのような人をターゲットに占いをしようと思ったのか理由はいくつかあります。
ひとつは私自身がこのような特徴を持っているため、過去にオタク向けサービスにとても助けられたからです。
いい大人のくせに良くないことだと分かっているのですが、同じ属性の人相手でないと上手いこと素が出せないのです。美容師さんや不動産屋さん相手にはきちんと素を出さないとお互いが納得できる仕事に繋がらないと思うので、本当に助かりました。
「推しキャラと同じ髪型にしてください」「推しの髪色と同じ色にしたいです!」「ゲームするので回線速い家が嬉しいです」「何人か集めてボドゲが出来るくらいの広さが良いです」
オタクという属性を表に出して営業していなければこんな相談をすることは出来ませんでした。
いや気にしない人は全く気にしないんでしょうが少なくとも私は気にするんだ!よ!!
占い師も同じではないか?と思うのです。まだ「インターネット経由で知り合った人に片思い」というのは周りには言いにくいから「友達から紹介」と微妙に嘘をつき、「絵描き仲間と揉めてしまって落ち込んだ」と相談したいが揉めた経緯を説明するのが面倒だし、活動は内緒にしてるから誰にも話してない…。
「Twitterで知り合った人と付き合っているのですが相性を見てもらうこと出来ますか…?」
八木「はい」
「アンソロジーを描きたいと思っているのですが主催出来る自信がなくて…」
八木「はいはい」
「Vtuberをやっているのですが、伸び悩んでいて…」
八木「はいはいはい」
これが出来るのは世の中にたくさんいる占い師の中でも決して多くはなく、自分の強い持ち味になるのではないかと思ったのです。
自分が救われたサービスと同じ肩書きを使うことで、私のように自分と違う世界を生きている人には相談しにくい悩みを抱えた人の手助けになるのではないだろうか、細かい説明が不要、「活動って何なの?」と根掘り葉掘り詮索されなくて済むって言うのはそれだけで相談者さんの心を楽にするのではないだろうかと…。
次の理由としてプライベートのTwitterで交流するクリエイター気質のある方は多かれ少なかれ悩みやハンデを抱えていることが多いと思ったからです。
もちろん元気ハツラツクリエイターさんも多くいると思いますが、人を創作活動へと駆り立てるエネルギーって清濁併せ持つようなものなのです。心を強く揺さぶられるような経験によって生じるのですから当然っちゃ当然ですね。っていうかTスクエア持ちとかがまぁ多いこと多いこと………
そういった人たちの力になれる場としてありたいなと思ったのです。
占い師になった時にいわゆる“館”に所属することも考えたのですが、この持ち味を失いたくなくてフリーランスとしての独立を選びました。
~オタク占い師のこれから~
とてもありがたいことにお仕事を何回かさせていただく機会がありましたので、自分の確固たる営業方針や今後の展望も見えてきました。
いやちょっと嘘つきました。今後の展望については全く分かりません…w
占い師市場はレッドオーシャンですが、私のようにオタクの方、クリエイターの方向けの占い師市場はまだまだブルーオーシャンなはずです。
強いて言うなら占い師Vtuber界隈がオタク・クリエイター向けの占いだと思うのですが、私自身にVの体は不要だと考えています。多分この考えが変わることはなさそう。
夫がVtuberとしてメタバースを対象にした占いを行っています(正確に言うと準備中)が、私はメタバースを舞台にしたいわけではありません。
今はテキストや通話中心ですが、必要であればカフェに顔を出して対面鑑定もしたいと思っています。
あとVtuberとして活動するとどうしても「推してもらうこと」や「Vの体と人格と魂の使い分け」といった事が起こります。私は推されたいわけでもなく、Vtuberというキャラクターで活動したいわけでもありません。そのまま“八木伊吹雪さん”という人間として占い師市場に存在していたいのです。
そう考えると占い師の数が増えたとはいえこの市場の開拓余地はまだまだあるんじゃないかと思います。
じゃあ具体的に何をすればいいの…?というのがあまりにブルーオーシャンすぎて分かりません…wそのうち誰かに相談しようかな。あと口コミはいつでも大歓迎です!紹介先はTwitterアカウントが一番良いです!よろしくお願いします!!!
今年はお仕事の回数を増やすというよりは露出を意識したほうが良いのかなぁなんてぼんやり考えています。手始めに夫の配信とか、どこかのイベントに足を運ぶとか。
とりあえず自分が出来る範囲でやれることから確実にやっていこうと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。(遅!!!)
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